スターウォーズが見たくてエイベックスとdocomoが合弁でやってるdTVを使ってみた。
>Chrome使えない
まずびっくりしたのが、Chrome非対応だった。基本的にはWindowsユーザー向けで、Macの人はSafariかFirefox環境でしか映像見られないという、、
>Macで最初再生できない
仕方ないからSafariで起動したものの、再生しようとするとエラーが出る。これはかなり続出している現象らしいが、ページ内に解決方法が載っていない。
同じ状況の人は、Safariの環境設定からキャッシュを全て削除すれば再生できるのだが、そういう発想のない人は離脱すると思う。この辺は超アンユーザーフレンドリーだ。
キャッシュの削除云々の前に、再生しようとすると映像再生ソフトのインストールを画面上で促されるが、それはMac非対応のソフトなので、入れても意味なし。それをMac環境から見ても表示されてしまうので、混乱する。
>あなたにオススメが胡散臭い
よくある機能だけど、オススメの作品がでるのだが、スターウォーズしかクリックしてないのになんだかアニメとか、いろいろ紹介される。見せよう見せようとするのはわかるけど、せめてSFとか同じ監督とかにしないと、結局見たい作品ではないので見ない。
>コンテンツ偏重型
要するに、コンテンツに頼りすぎな印象を受けた。「月額500円で、様々なデバイスでスターウォーズをはじめ、有名なタイトルが見放題」というのは確かに魅力的。このタイミングでスターウォーズを独占できるのはすごいし、そりゃ会員も増えるだろう。
でも、ユーザーフレンドリーじゃない。もったいない。Webサービスは結局、諸々ひっくるめたユーザー体験をどうデザインするかが僕は重要だと思うのだが、そこがスッポリ抜け去っている。正直、スターウォーズ見終わったら課金される前に退会すると思う。
あと広告に使っている作品はエイベックスに版権のある作品が多くて、気づく人が見ると結構うざったいと思う。「宣伝すんな、見ねぇよ」ってなる。
これデザインの仕事とかなんでもそうなんだけど、「会社がやりたいこと、伝えたいこと」と、「ユーザーが求めているもの」は分けて考えなきゃいけない。社名とか、ロゴとかもそうだ。経営者の思い入れの強い社名をつけたりするのではなく、想定ユーザーが覚えやすかったり、パッと見てどう思われるのがベストなのかを考えてやらなきゃ、事業側の自己満になる。
>Huluと比べてみる
このテのサービスは、見すぎて堕落的になっちゃうから見ないようにしようと思って以前登録していたHuluを解約しちゃってたけど、Huluはめっちゃよかった。サービスに飽きて解約したわけじゃない。
まず、HuluはUIが良い。非常に使いやすい。初めて触っても、どこで何すれば良いかすぐわかる。また、TOPページから「前回の続き」をすぐに再生できるのもよかった。
会員制サービスは「何人のユーザーに」×「どれだけの期間使ってもらえるか」が前提として、これでいくと僕は個人的にHuluを長期間使う。dTVが月額500円に対してHuluは980円とほぼ倍の値段するけど、それでもHuluだ。それだけ、ユーザー体験として僕は満足していた。
たぶんdTVは店舗アフィリで集客してると思うから、幽霊会員も多いんじゃなかろうか。
>コンテンツだけじゃアカン
もう、くどいくらい言われているけど、コンテンツの力だけでユーザーを定着させるのは難しい。コンテンツやUI、プロモーションは、ユーザー体験を生成するピースとして考える。結局そのサービスを利用することで、ユーザーの日々にどれだけの価値を提供できるかを総合的に考えなきゃいけない。
dTVはdocomoがプラットフォームを提供して、avexがコンテンツの獲得とプロモーションを行っている図式だと思うけど、そこにデザインとマーケティングを実装していくべきだと僕は思います。
あとサーバーレスポンスが遅かったのはウチのWifiのせいかな……?
0コメント