「よちよち.rb」ミートアップ体験レポート

先日勉強会に初参加してきて、いい出会いがあったし、この先ずっと大事にするんだろうなぁという考え方を吸収できてすごく良かったので、レポートに残しておきます。


エンジニアの世界ではかなり頻繁に勉強会をしていたり、同じ分野とか言語を扱う人同士でコミュニティをつくっていたりする。ということを知った。


正直なところ僕にはまだ早いような気がしてスルーしていたけど、メンターさんの紹介で「よちよち.rb」というコミュニティを知りました。名前の通り、rbはRubyの拡張子だから要するにRubyの初心者コミュニティですね。


で、仕事終わりに行ってみました。会場に入った瞬間「間違えた」と思いましたね。勝手なイメージで、初心者っていうと学生とか、全然違う業界だけど興味ありますみたいな人たちのコミュニティだと思っていたのが、年齢層は目測でおよそ平均32〜3歳。ほぼ全員スーツで、いかにもというか、僕がいままで接したことの無いタイプの方たちだったんですね。


しかもなにより、Rubyが初心者ってだけでみんな現役のエンジニアさんだったんです。完全な初心者は多分僕だけで、最初はもう、その場から消えてなくなりたいくらい場違いでした。主催の方は結構名の知れた方らしく、その場では紅一点のキレイな方でして、僕がお腹痛いフリして帰ろうとせずに一旦頑張ろうと思えたのはこの方のおかげです。


さてその日の内容は、いわゆる「ペアプロ」企画でした。お題は、指定のディレクトリの中に一定期間の、例えば2015年4月1日から2015年10月1日まで、1日毎にディレクトリを生成して日付順に並べるためのRubyプログラムを書くというもの。


当然、僕にはどうすればいいかサッパリわからない。ペアの方に申し訳ないなぁと思っていたのだが、そのペアの方がめっちゃ親切に色々教えてくれてなんとかお題を達成することができました。ありがたい。


最初は不安だらけで即帰りたかったですが、終わってみるとすげぇ楽しかった。全国にはこうしたコミュニティがたくさんあるみたいで、ほぼ毎日どこかでミートアップが行われているらしい。


正直ペアプロで実際に書いたコードは今ちょっと思い出せないけど、それよりもこういうコミュニティに参加したことで今までなかった人間関係ができて、複数人でコーディングする楽しさを知った。これは大きな前進である。ぜひまた参加しようと思う。


2時間程度であっさり終わって、帰るときに主催の方と、もう1人の3人で飲みに行くことになった。このときの会話がめちゃくちゃ新鮮で、テクノロジーで世の中はどう変わっているのかとか、技術があればできるあんなことやこんなこと、「Rubyの世界では残業は悪だ」とか、もう全然今までこんな話してくれる先輩上司は居なかったので、すごく楽しかった。今までだとどんだけ働いたかとか、上司の悪口とかばっかり聞かされてうんざりしていたけど、生きてきた世界が違いすぎて、すごく魅力的な世界だと思ったし、最初は怖かったけど参加してみるもんだなぁと思いました。


その帰り道にすごくいい話を聞いて、僕はこの話を今後ずっと大事にしていくと思えたのでその話で締めようと思う。話をしてくれたのはフリーランスのエンジニアの方で、文系出身で僕と同じくプログラミングは社会人になってから。音楽の趣味とかもすごい合って、会場でも同じ匂いを感じていい意味で浮いていた人。でも明らかに一番スキルがある人だった。僕は自分がこの先この世界で戦っていけるか不安があるっていう話をしたところ、こう言ってくれた。


「僕らのような文系エンジニアは絶対、子供の頃からプログラムを書いていたやつとか、コンピューターサイエンス修了者との間に絶対的な技術力の差に直面するタイミングがある。でも、テクノロジーはそれが全てじゃないんだ。例えば、そういった人たちは自分達より圧倒的な時間を技術の勉強に投資している。その反面、僕らみたいに遊んだり、人と深くコミュニケーションをとったりした時間が少ない。彼らだけが集まって作ったものと、僕が入って作ったものは絶対に違うアウトプットになるんだ。テクノロジーっていうのは単にすごい技術が素晴らしいんじゃなくて、要はそれによって生まれたプロダクトを使った一般の人たちが喜んだり、楽しんだりする事が一番大切なんだ。君はそういう開発者を目指せばいいんじゃないかな。」


深いわぁ

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